2009-2-27 金曜日
プロジェクトL!その2
「おはよう、ホニャララ君。このたび我々は、沖縄県宜野湾市の某ホテルで謎の試作会が
行われるという情報を極秘に入手した。そこで今回の君の任務だが、その試作会に潜入し、
彼らの企みを明らかにしてほしい。
もちろん、任務中に君に危険が及んでも、当局は一切関知しない。
なお、このメールは10秒後に自動的に消滅する。」
……バチバチッ!シュボッ!
突然火花を上げて燃えだしたパソコン(自前)を前に私はしばし黙考した。
Lホテル…あそこは危険だ。以前にも潜入を試みて、つまみだされた経緯がある。
今度見つかったら、無事には帰れないかもしれない。
しかし私とてプロフェッショナルのはしくれ。
悲壮な覚悟を胸に、私はカメラを手に、Lホテルへと向かったのであった……。

むむ、明かりのもれる部屋を発見。あそこだな…。

潜入成功!しかしこれからが本番だ。
しばらく息をひそめて、漏れ聞こえてくる会話に耳を澄ませたところ、
どうやらこれは、ブライダル部門の夏の切り札、「サマープラン」の料理試食会であるらしい。
「サマープラン」には、あらかじめ披露宴の料理内容が決められているAプランと、
前菜からデザートまで、それぞれ数種類ずつ用意された料理からセレクトできる
Bプランの2つを用意する予定らしく、どちらも超!お得な値段設定になっているとのこと。

どれもこれもおいしそうである。よ、よだれが…。
これは調査だからして、もちろん味の確認も必要なのである。
決して調査員が食いしん坊だからではなく、あくまで仕事のためなのである。
…と、誰に向けてか言い訳をしながら、パクリ。もぐもぐ…。う、うまい!!
そんな調査員に忍び寄る怪しい影……。
…はっ、殺気!な、なにをする!放せ!
屈強なガードマンに引きずられる調査員の脳裏に、ある思いがよぎった。
冒頭で燃やされたパソコンを、依頼主は弁償してくれるだろうか、と……。
